コロラドの時々日記

トランスフォーマーを中心にアメコミの事を載せたりするブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

十豪侠についてのトニー・ベダードへのインタビュー

Newsramaにあった十豪侠についてのトニー・ベダードのインタビューを訳してみた
誤訳部分もありそうだし、ざっくり訳しているところもあるので気になる方は大元のこちら
ちなみにインタビュー時期はミニシリーズが始まるちょっと前ぐらい


10へのカウント
トニー・ベダード、DCの十豪侠について語る


トニー・ベダードは自身の担当する十豪侠の魔法的な魅力に熱中している。

10冊のリミテッドシリーズ、十豪侠は11月に始まる。
ベダードは「作家としての素晴らしい機会」を手に入れたと言っている。
元々10人の中国人のスーパーヒーローチームを作り出したのはグラント・モリソンだ。

REBELSが始まる前、ベダードはDCで自分の作品世界を広げる機会がない事から自分自身の唯一の作品を求めていた
(少し意訳的)

「REBELSは俺の基礎だ」とベダードは言っていた。
「今の俺はDCユニバースの中で想像力を解き放ってるんだよ」


オンゴーイングシリーズを目指してベダードはその魅力を十豪侠に付加しようとしている。
そんな中国政府によって認可されたヒーローチームである十豪侠が初めて登場したのは52だ。

Newsramaは何がベダードを惹きつけているのか、そして読者に何を用意しているのかをインタビューした。

Newsrama(以下N):トニー、十豪侠の何がここまであなたを惹きつけるのですか?

トニー・ベダード(以下ベダード):まず十豪侠を作ったのはグラント・モリソンだ。俺はJLAでグラントの編集をやってたことがあるから、どんな凄いものを思いつけるかも知ってるつもりだ。十豪侠についてモリソンが最初に描いたのは8ページだが、それは800話の話を保てるぐらい面白くて、突拍子も無いアイディアが盛り込まれてる。それにデザインもカッコイイ。伝統的なモチーフを現代的に組み込んだJGジョーンズのデザインは素晴らしい。一目見ただけでどんなキャラクターか、それが一発でわかるはずだ。

だが最も魅力的なのは全ての可能性がまだ未発掘と言う事だ。52とチェックメイトにゲスト出演しているとは言え、まだまだ肉付けの余地はある。十豪侠のミニシリーズを担当するかとダン・ディディオに聞かれた時、俺は即座に答えたね。俺は中国の歴史と文化、そして地球規模の政治に興味があった。俺はそれを面白さに繋げることが出来ると思う。

N:あなたがキャラクターについて考え始めたとき、何か興味深い事はありましたか?

ベダード:最初見たときに感じたものそのものだ。十豪侠はそれぞれが観点を持ち、感覚を持ち、ジャンルを持ってるんだよ。
十豪侠のミニシリーズは1つの大きな叙事詩に10の異なった物語を盛り込む事が出来るんだ。鬼狐希手の話は超自然的な装いのパルプ小説だし、威将鉄はキャプテンアメリカの古典に繋がる。体射手の話はソーのような神話的な話になるだろう。これはライターとして、素晴らしい機会だと思う。

N:しかし、誰も描いていないならあなたはどのようにして十豪侠の描写を行ったのですか?

ベダード:彼らは言うなれば中国版「ジャスティスリーグオブアメリカ」だ。彼らは不認可のヒーロー達がどのような最期を遂げたかを知っている。だから人民政府によって公的に認可されたヒーローチームなんだ。十豪侠はそんな経緯からスーパーヒーローじゃなくて「超級役人」として知られている。重要なのは社会での役割であり、個人からの賞賛ではない。彼らは公的な人間として動き、政治局の指示を聞いている。少なくとも今は。

N:十豪侠を創刊号で読み始めるとき、何に注目すれば良いのですか?物語として何が用意されていますか?

ベダード:十豪侠のミニシリーズで全篇を通して中心になるのは古代の神々の帰還だ。共産主義が中国を支配する事に反抗し、現在の政府を打ち倒して伝統的な国家を取り戻そうとしている。だが、この神々の帰還にはより大きな謎が隠されている。物語が進んでいけばそれは次第に明かされて行くよ。

N:チームの主軸になるのは誰ですか?

ベダード:指揮官は威将鉄、中国公認のスーパーソルジャーだ。そして反論を述べるのは達医者完、俺たちの「Drストレンジ」だよ。
鬼狐希手はパルプ的な雰囲気を持った超自然的なワンダーウーマン、体射手は中国神話の世界と現代を繋げてくれるキャラクターであり、神々の帰還に関して最も思い悩む事になる。雷斗脳は仏教徒のスーパーマン的存在で、十豪侠で最も市民から愛されている。致命七兄弟は七体に分裂する事ができ、それぞれ異なった武術の流派の達人なんだ。

マザーオブチャンプオンは恐るべき速度で年を取るスーパーソルジャーを産み出すことが出来る。それは気味悪くて変な力だが、普通の人が予想するような反応を彼女がとることは無い。永生男黒暗は世界一高性能な戦闘機を操縦するヒーローだ。ソーシャリストレッドガーズマンは悲劇的な運命によって封じ込めスーツの中に閉じ込められてしまった放射能男、少林は陰陽に基づいたOSを搭載した古代のアンドロイドだ。


N:このシリーズのヴィランは誰ですか?

ベダード:「悪役」と呼べるのは神々の帰還の裏で企む奴らだ。それは神の誰かなのか?十豪侠の中の1人なのか?それとも中国政府の誰かか?中国国外の誰かか?俺たちは真実が何であるかを最終的に明かし、そこに到達するまでを面白く描くつもりだ。

N:あなたはどういう理由でスコット・マクダニエルを選びましたか?スコットのアートは物語にどのような影響を与えると思いますか?

ベダード:ナイトウイングを見て以来、俺はスコットの大ファンなんだよ。俺はスコットが持つミュータント能力、まったく動いていないのに爆発するような動きを描き出す能力を買っている。それに大胆な省略にも長けたスコットはカートゥーン的なアートの達人だ。実際の所、キング以来あそこまでダイナミックなアートを描いては居ないと思うんだ。

俺は以前スコットとは編集として一緒に働いた事がある。俺はスコットの得意とするのはデザインだと知ってるんだ。
そしてこの話には中国のユニークな表情や特徴を描かなきゃならないから、ぴったり合うと俺は思う。
あとスコットがデザインした中国の神々を見て欲しい(カービィが北欧神話の神々をアップデートしたのと同じ手法だ)
実際、達医者完のオリジンについて描いた回想シーンは素晴らしいものだったよ。

スコットは俺に最初に言ったよ「俺のスタイルは極端なんだ」って。確かにスコットの絵を好かない人はいるし、それは自由だ。だが俺はそれにまったく同意しない。俺はスコットは殿堂入りする栄誉にも預かれると思ってる。それに十豪侠を読んでもらえればスコットがこの本に合うかどうか不安だった人も考えが変わると思うよ。

N:十豪侠が登場した時、DCユニバースに多様性を加えるためなどDCとグラント・モリソンの両方から動機が挙げられていました。

あなたはその理由に同意しますか?またその必要性はDCユニバースにまだあると思いますか?
ベダード:俺としては多様性は重要な事ではあると思うけど、それだけではキャラクターは創れないと思う。グラントの創作で素晴らしいのは指示が出るまでに既にグラントは中国の文化に興味をもっていたことだ。俺は97か8年ごろにJLAの副編集をしていて、グラントがやってきたのを覚えてる。俺はシンガポールを初めとした極東市場が今後地球規模に影響を与えうるアジアの経済大国の進出について議論していた。それから俺はグラントがアジアへ旅行に行ってた事も知ってる。だから俺はグラントが単に「多様性」とかアジア系のキャラクターを創るという差別撤廃措置だけで創ったキャラクターではないと思う。アジアの大元である中国神話には大きな魅力がある。それにコミックのユニバースと言うものは一般社会の変化を反映するものだと思う。(アメリカ)文化が人種的に多様になる時、大衆文化でもそれは反映されているんだよ。

N:あなたは十豪侠に代表される東洋文化をどのような視点から西洋文化になじませようとしていますか?

ベダード:それは俺に取っても苦闘だった。どれだけ頑張っても、どれだけ調べても俺には中国のスーパーヒーローを内部の視点から書くことは出来ない。俺は中国人じゃないんだから。俺はたまたまプエルトリコに生まれて、小さい頃をフィリピンで長く過ごした。10歳になるまでアメリカに住んだことはなかったんだ。そちらには俺を見たり、俺が話すのを聞くだけではそれはわからないはずだ。
それでも俺は色んな文化と肌で触れてきたとは思う。友達を作るために新しい言葉も学んだ事がある。だから1つの文化から、まったく違う別の文化へと移動し、あわせる事がどんなものかはわかるつもりだ。

それから俺はかなり手広く中国の歴史や道教の成り立ちも研究した。仏教に禅(ああ、禅も仏教なのは知ってるが、禅そのものという事だ)もだ。コミック業界でこの仕事に就くずっと前に俺は道教に易経、文化大革命を研究していた。俺はその知識と情熱をこの本に注ぎ込めると思う。

それから重要なのは中国は1つの定型的な文化ではないと言うことだ。様々な領土と民族から作り出された人種のるつぼ。
中国は部分の合計で出来上がっているんだよ。それはつまり中国の歩む道がアメリカンウェイとは違っていても、アメリカ人が理解できる場所を持つってことだ。アメリカは独立戦争によって生まれ、個性を尊重してきた。中国は深い歴史を持っている。それは強い安定性があるという事だ。

心配しないで欲しいがこれは政治的なコミックにはならないし、単なる旅行日誌にもならないよ。
これは大規模な危機に対応する10人の個人個人に焦点を当てた物語だ。
とても大きな文化的な背景、その深みが面白さを引き出してくれると思う。

N:今回はミニシリーズですが、これが終わった後十豪侠には何か予定はありますか?あなたは何かを用意していますか?

ベダード:10冊より先はまだ考えてないな。でも個人的には俺が正しい仕事をすれば(マクダニエルもそれを支えてくれる)みんなは十豪侠を気に入ってくれると思う。そうなれば現状は少しは変わるはずだし、結果も出てくるとはずだ。

N:十豪侠について何か他に言いたいことはありますか?
ベダード:十豪侠にチャンスを与えてもらうようにお願いする事だけだよ。
みんな、十豪侠は新鮮で面白いはずだ。どんな物語を予想していても驚かされると思うよ!


流石にカービィ云々~は言いすぎだとは思うけど、インタビューで言っている事をベダードはきっちり物語の中で実現できているように思う。
個人的には十豪侠というチームが考案された理由やベダードの経歴(ちょろっとだけど)が話の中に出てきているのが面白かった
しかしやはり打ち切りは痛い
こんなインタビューがされたり、10人の解説が行われたりとプロモーションにかなり力が入れられている様子なので
それなりの売り上げであってもDCが期待した程には届かなかったのかもしれないが…
(ちなみに今プレビューズを確認したら売り上げ100位以内には一度も入っていなかった。Newsramaで特集を組まれるほどのシリーズ的にはこれはまずかったのかもしれない)

いじょう
スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。