コロラドの時々日記

トランスフォーマーを中心にアメコミの事を載せたりするブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

トランスフォーマー・ダークサイドムーンを見てきた

題名通り、TF3DOTMを見てきたのでその感想。
一言で感想を言うと、とても面白かった。
もう一言追加するなら、展開が悠長だった。


ネタバレは満載なので、詳しくは続きを読むにて

まずは良かった点から。
冒頭、映画開始直後からかつてのサイバトロン星の描写ががっつりされる辺りが素晴らしい。
1で描かれた、既に光の無い残骸だけが山積みの死んだ惑星ではなく、
戦争中であっても光のあるまだ生きているサイバトロン星ががっちり描き込まれたCGで描写されるのは見もの。

戦闘描写も相変わらず良い感じ。
1の頃から米軍側の簡易ミーティング→開始は○○!→装備整えの描写はあったけど、
今回はいつもにも増してかっこよく描かれていたと思う。
TF同士の格闘戦も見やすく描かれていて、アクションを楽しみやすかった。

特に最終決戦のシカゴ戦は街中と言うことをふんだんに生かした戦いが行われてて良かった。
リベンジの時は何故あんな砂漠と言う見栄えのしない所を決戦にしたのかと思うぐらいに、
迫力と興奮に溢れた戦闘シーンが繰り広げられてて素晴らしい。

地味なところでは始まりのチェルノブイリでの戦闘、
オプティマスのコンテナが武器ラックに変形するのが凄まじくカッコイイ。
四角いコンテナからサイバトロン風味溢れたトゲトゲの円形に変形して、大量に用意されている武器から
ブレードとブラスターを手に取って戦い始めるオプティマスは素敵。

とりあえずTFの大掛かりなアクションを見る映画としては非常にハイレベルな出来で、
最終作として相応しい、1作目並に楽しめる映画に出来上がっていたと思う。


次は新キャラクターの感想。
センチネルプライムは大掛かりな仕込みからの裏切りが見事。
発見→復活から、全ての鍵はセンチネルと分かり、皆が全力で守る中の裏切りのインパクトは凄まじい。
アイアンハイドが背後から硫酸砲で撃たれ、言葉も残せないまま錆びついて身体がバラバラになるシーンは
突然極まりない裏切りのインパクトもあってこの映画屈指の記憶に残るシーンだと思う。
その分、裏切り後はそこまで行動を起こしていないからか、それほどでも無い感じ。
ただ最終決戦でオートボットの総攻撃を盾と体術で掻い潜りながら剣で裁いていくアクションは
非常に滑らかかつ最強のオートボットな事が目に見えてわかるのが良い。
オプティマスに撃たれる直前のシーンに渡される言葉、
「あなたは我々ではなく自分自身を裏切ったのだ」は良い台詞。

レッカーズはいつもの追加オートボットと言う感じ。
方向性の変わったツインズとでも言うか、3人セットのオートボット。
ただしレッドフットのロボットモードがあまりにも個性的で、なおかつ台詞も多く、
トップスピンはほぼ武装ビークル形態、ロードバスターは出番すら記憶に無いレベルなので
正直なところレッカーズ=レッドフットと言うイメージ。

ディーノは印象薄し。
冒頭の中東でちょこっと動いたり、中盤のセンチネル護衛シーンでちょこっと動いたり、
最終決戦中にちょこっと動いたりする。

ホイルジャックことQは少ない出番ながら、意外と印象に残ると思う。
とにかく何かをずっと作り続けていて、最終決戦前に渡した人間用の装備品が役に立ったり、
降伏したにも関わらず撃たれ、殺されてしまうシーンは物悲しい。

ショックウェーブはとにかく何がしたいのかがわからない。
普通こう書けばあまりにも支離滅裂な行動を取るからだと思われそうだけど、
見事に逆で何もしないし喋らないし動かない。でもとりあえず戦闘シーンはある。
その結果として、多分アニメ版基準の忠臣なのかなあ…?と思わないでも無いのだけど、
それを判別する材料すら無い、画面に映っていた時間の割りに全然性格がわからないキャラ。

レーザービークは良い感じに悪辣なキャラクターだったと思う。
暗殺者の名前の通り、とにかく何にでも擬態して楽しみながら殺す。
殺し特化ながらも、キャラの立っていないディセップ勢の中で数少ない性格のわかるキャラクター。


ここからは悪かった点。
物語の展開が悠長なのは問題点だと思う。
上映中にわりと時間が気になるタイプだけど、5回も時計を見たのは正直始めて。
悠長さが端的に現れているのは最終決戦であるシカゴ戦が1時間もある事。
占領されたシカゴに物語が移り、「奇襲しか無い」とオプティマスが決断を下してから映画が終わるまで1時間。
その間にオートボットが捕虜になったりセンチネルとメガトロンのやり取りとか色々あるわけだけど、
正直この映画自体が2時間45分もいらないんじゃないかと思う。
話の内容自体は面白いので2時間ぐらいにまとめてくれてたら凄く見やすいし、
映画館リピートを何度もしやすかったんじゃないかと思わないでもない。

この欠点は映画1~3を通しての欠点だけど、TFのキャラクターを描けていないこと。
特にディセップ勢が壊滅的にキャラクターが薄い。
全員が戦闘好きで悪辣ってプログラムで動いてるのかと思うぐらいにキャラクター性が希薄。
今回オートボット側と最も接触があったのはサウンドウェーブだけど、
このサウンドウェーブも悪辣な性格って事しか伝わってこない。
叫んで撃たれて引き裂かれてやられるだけの的なのはTFらしくないと思う。
オートボット側もセンチネルの裏切りに対してまったく描写が無いのはある意味凄いと思う。
直後にがっつり戦闘が入っていたと言うのもあるけど、悠長さをなんとかすればこれくらい入れられたんじゃないかなあとか、
1人ぐらいはディランみたいに最終的な勝者になると思えるセンチネルに付いていく選択をしても良かったんじゃないかあ。


あとは映画に対する疑問点。
描写を見る限り、60年にアーク月面墜落があって「異星人に接触したのか」の台詞があるわけだけど、
NBE1として保存されていたメガトロンの存在が既に確認されているのにこの台詞が出て来るのは変な気もする。
それからアークの発進はキューブ射出の前だろうけど、その割りにはメガトロンの方が地球へ早く墜落している。
一体どんな経路を辿ってアークは月までやってきたのか。

センチネルの心変わりがいつかわかりにくい。
アークでの発進はディセップとの密約の後のようだけど、その割りには攻撃をされていて、
なおかつ裏切りの理由っぽい「サイバトロン星では我々は神だった。だがこの星では人間は機械と呼ぶ」
と言う台詞を何回か繰り返すところ。
アーク攻撃で失われたと見せて、不時着した他の星をディセップと共に占拠するような回りくどい計画だったんだろうか…

あとこの2つは仕方ないけど、これまでに描かれた公式外伝な作品との矛盾。
1作目の前日談であるゴーストオブイエスタデイはアポロ計画の裏で行われた初のワープ実験が話の主題だけど、
見事に本編でアポロ計画が出てきた関係で立場が非常に危うい。
またレインオブスタースクリームにはオプティマスが搭乗する船として「アーク」が出てきてしまっている。
こちらの方はオートボットの司令官が乗る船をアークと名付ける慣習があったのかもしれないけど…

そういえば殺されるはずのツインズが映画に出る事すら出来なかったのは果たして良い事なのだろうか…
小説版にあったセンチネルのツインズ殺害シーンがない関係で、
映画のセンチネルは「ただの外道」から「故郷を憂うあまり手段を選ばなくなった人」になってしまって、少し中途半端感が。


とりあえず総評としては10点中の8点。
悠長な部分や不満点も数多くあるものの、それでも十分に面白いと言える映画だったと思う。
1作目の良い点も悪い点もそのまま引き継いで、全部をスケールアップさせた作品と言った感じ。
映画3部作の完結としては十分に面白い。

ただ今回の元ネタはアニメの「Ultimate Doom(破滅の日)」に
「Megatron's masterplan(メガトロン地球征服計画)」の要素を加えたものだと思うのだけど、
破滅の日は第1シーズンの山場として作られたエピソードなわけで、
それを考えるとDOTMは映画としての第1部完ってところなんだろうか。
もし続くならメガトロンも死んだ事だしスコルポノックをディセップのリーダーとして出してきて欲しいなあ。
でももうサソリで出てきてるから難しいか…

スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。