コロラドの時々日記

トランスフォーマーを中心にアメコミの事を載せたりするブログ

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Beastwars the Gathering ビーストウォーズ・ギャザリング 2

「プレダコンの諸君。我々は今、戦いの最中にいる。この戦い自体は泥にまみれた辺境の地で行われる醜い争いの1つにしか過ぎん。
しかし、その結果はセイバートロン星における我らの栄光へと繋がるのだ。
確かにレイザービーストの策略によって、最初の一手はくじかれた。しかし、我らの目的を潰すほどのものではない。
その程度のことなど、いくらでも修正は聞く……」
「こんな辺境で何をしろっていうんだ!?」
マグマトロンの演説に1人が口を挟む。
先ほどマクシマルのポッドからプレダコンとして起動したプロトフォームの1人だ。
「わかった。イグアナス。お前はここにいる者たちを分類して部隊を編成しろ。マクシマルどもを狩るためのな」
「了解しました。ジェットストーム、バズクロー、スカイシャドウ、レーザービーク。お前達は私を手伝ってくれ」
「それから、ドリルビット、スピッター」
「なんでしょう、マグマトロン様」
「とりあえず奴はセイバートロンと連絡を取ろうとするだろう。それをなんとしても阻止しろ。
だが、レイザービーストはあれほどまでに巧妙にこちら側に潜入した。油断はするな」
「しかし、どうやって?」
「時間と空間をまたぐにはトランスワープ信号増幅器を使うしかない。私の記憶によればそれをするには、この星では1つの選択肢しかない筈だ」
スピッターは喋らない。ドリルビットの後ろで、先ほど戦って壊れた左手足を修理しようと試行錯誤している。

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「トランスワープ型巡洋艦がどこにあるのかを知っているのか?」
「もちろんだ、ウルファング。状態は保障できかねるがね。とにかくトリプルダクス評議会が刺客をそこから送り込んできたのは間違いない」
谷沿いの道を歩きながらレイザービーストは質問を受けた。
レイザービーストの計画は評議会に送られたジャガーが乗ってきた宇宙船までたどり着き、そこから通信を送るというもの。
「だが、俺達は7名しかいない。それでマグマトロンとどうやって戦うんだ」
だが、ラミュラスの言うとおりここには7人しかいなかった。数十を誇るマグマトロンの軍勢と戦うには心細い。
「丘に登るのは嫌いじゃないが、俺達が今話してるのは山なんだ」
「……もっとマクシマルはいるはずなんだ、ラミュラス。だが、私にもわからない。何故か彼らは私の呼びかけに答えてくれないんだ」
しかし、その時も他のマクシマル達は駆けつけていた。
地上から、空から、海から、そしてオーロラの輝く元から。
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「ここがジャガーが敗れ去った場所ですか」
「おそらくはな。タランスの最後の報告によればそうなっている。とにかくここにジャガーの乗ってきた船があるのは間違いない。手分けして探せ」

「マグマトロンが言うには、この辺りでジャガーとの連絡が途絶えたそうだ。よし……」
「まて、レイザービースト!」
ビブームが先へ進もうとするレイザービーストを止める。
「お前は俺達を騙そうとしているようにしか見えない。
騙すには最適の状況で現れたし、この場所は待ち伏せにぴったりだ。それに……」
そういいながらビブームはレイザービーストのボディをスキャニングする。
「お前からはプレダコンのサインが出ている」
「……君のいう事は正しい、ビブーム。だが、本当に信じてもらうしかないんだ。
私のスパークはセイバートロンで分子レベルでプレダコンのものに偽装されている。そして今その偽装を解く方法はない。
これを信じてくれなければ、この代価を払うのはセイバートロンにいるマクシマル達になるんだ。信じてくれ、ビブーム」
しばらくの間、2人は向き合う。沈黙が流れる。
「わかったよ、信じさせてもらう」
「OKOK!良い流れた!そろそろ暴れたいところだったんだよな」
「スナール、おちつけ。ビブームの注意も正しい。私がマグマトロンならまずここへ先回りするだろうな」
「俺だって単なる馬鹿じゃないさ」
そういってスナールは透明化の能力を発動させる。
そしてスナール、ラミュラス、オプティマスマイナーは別方向からの探索へ。
「だが、何かすでに手遅れな気がしてならないな……」


「この辺りでは最高の眺めだ。このビーストモードとあわせればどこへでも行けるだろうな」
「聞いてりゃいい気になりやがって、このマクシマル野郎が!」
「誰だ?」
スピッターだ。
「お前のその鬱陶しいプライドと一緒に叩き落してやるよ、谷底へな!」

「ラミュラス!」
「奴らもいたのか。ボーンクラッシャー、戦闘配置を取れ」
「待ってくれ、レイザービースト。ビブームはどこだ!?」
「やつなら上がったよ。俺は見ていないが……」
「ビブーム!」

「見つけたぞ、レイザービースト。そしてそいつらが新しいお仲間か。良いだろう」
「誰一人として」
「生かしてはおかん」


「わお、それにしてもトランスワープ巡洋艦の中、酷い事になってそうだなぁ……」
そう呟きながらオプティマスマイナーは尻尾を木から外し、飛び降りた。
「いや、外も駄目みたいだ」
そしてそのまま艦内へと侵入する。
「……これをしたのは僕じゃないんだからね。それにしても、僕が一番乗りみたいだ」


「くそっ!」
レイザーバックはマグマトロンの執拗な攻撃を常にギリギリのところで避けていた。
ボーンクラッシャーもまたマグマトロンの1体に追い詰められている。
それでもレイザーバックは苦し紛れにブラスターを一撃撃ちこんだ。
「それで終わりか?お前に助けは呼ばせん」
マグマトロンの1体が近づく。
「お前以外の誰にもだ。私を裏切った事、それが破滅への第一歩なのだからな」


「トランスワープ増幅器、トランスワープ増幅器っと……どんな見た目の奴か聞いておくんだった!」
「それはこれじゃないのか?」
「ありがとう……ってお前は!」
「もちろん、お前に渡すつもりはないがな。だが、これだけじゃ面白くない」
そう言ってトランスワープ増幅器を手にしたドリルビットは右腕を回転させ始める。


レイザーバックは降伏のサインを見せた。つまり、両手を腕に挙げたのだ。
「他のものならともかく、お前にその選択肢は与えられていないと思え、レイザーバック」
「マグマトロン、みじめな貴様に免じて一度だけ言っておく。手を上げたのは……」
そういいながらレイザーバックは背中のブラスターから上へとビームを照射する。
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「こうするためさ」
レイザーバックの上にあるのは岩塊。打ち砕かれた岩は次々と崩れ去り、レイザーバックの上へと降りかかる。
「ウルファング、ボーンクラッシャー!走るんだ!」
マグマトロンがあっけに取られた一瞬の不意をついてレイザーバックはその隣を駆け抜ける。
そのままウルファングと戦っていたマグマトロンの1体に体当たり。
「助けられたな」
「だが、今のうちだけだ。やつは絶対にまた追い詰めてくる。だが、その隙に私達はトランスワープ増幅器を探させてもらう」


「口を開けて叫んでみな、マクシマル。治療してあげよう」
その次の瞬間、声を上げたのはドリルビット。
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後ろに透明化して近づいていたスナールに彼は気がついていなかったのだ。
倒れた背中を踏みつけながらスナールはオプティマスマイナーに肩を貸す。
「警告ぐらいしてくれれば良いのに」
「ハッ、助けられた身でそこまで言うかね!」

「どうだ?」
「壊れているな」
その言葉を聞いてスナールは肩を落とす。
「散々苦労しておいてこれかよ!」
「だが、修理は出来る。多分。一定の工具と部品さえあれば」
増幅器を調べながらレイザーバックは言う。
「最高だな!この時代のこの場所にそんなもんはないぜ。こんな原始文明すら存在しない星にはな!」
「忘れたのかボーンクラッシャー。この星にはもう一つのセイバートロン製のものがある。そう、アークだよ」


「で、マグマトロン様に何を言われたんだ?」
「特に何も。奪われたことに少し腹を立てられたぐらいだ」
「なんか不気味だな。なんかこう、悪い予感がしてならない」
「待て、あれはなんだ!?」
スピッターと話していたドリルビットはセンサーの片隅に1つのものを見つけた。
黒光りする何かの胴体だ。頭と腕はちぎれ、下半身も存在しない。
「これはジャガーの遺体だな」
マグマトロンは胴体を拾い上げる。
「こやつの胴体はすでに死んでいる。だが、スパークは生き残っているようだ。さすが、デストロンからの生き残りはしぶといな」
bg25


続く

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